徳島県鳴門市立鳴門工業高等学校文化祭「鳴工祭」作品
★絶滅危惧の生物たち★
第３９回鳴工祭で，３年５組(35HR)18名が，絶滅の恐れがある世界の動植物の写真2500枚でトラを表現した巨大モザイク画を制作しました。理科の授業で世界の絶滅危惧種を調べ，絶滅の危機に瀕している動植物230種類の写真を組み合わせてモザイク画にしました。多くの人々に絶滅危惧の現状を伝えて地球環境問題を考えてもらおうと企画しました。モザイク画全体としては，世界自然保護基金が「今年特に保護すべき１０種」として発表した絶滅危惧種の一種で，今年の干支でもあるトラを表現することにしました。
ほぼ完成という時期がきても「トラには見えないのではないか」という不安の声があがり，写真を組み合わせて図柄にするのは難しいと思われましたが，完成し浮かび上がったトラの姿を見た時には，その不思議さと美しさに生徒達から歓声があがりました。
今この瞬間にも，共に生きている地球上の生物が絶滅の危機に瀕しています。森や海などの環境を保ち動植物を救うためには，多くの人々の協力が必要です。現在地球上では１日約100種類の生物が絶滅していると言われ，この作品で紹介した生物たちはごく一部です。一種類でも動植物が絶滅すると地球全体の自然環境のバランスが少しずつ崩れていきます。しかし私達のライフスタイルを少し変えるだけで，多くの生物を救うことができます。この作品を見ることで，地球や人間も含めて生物全体について考えてくださればありがたいと思います。
２０１０年１１月１４日発表