制作ノウハウ特集 (2009.9.20掲載)

ピクセル点貼画に挑戦 2009年版(5)

貼り紙作業

 全体貼りあわせ作業を行いました。(2009年8月27日の作業)
モザイク壁画 モザイク壁画
モザイク壁画 モザイク壁画
モザイク壁画 モザイク壁画

 壁画の補強にPPPテープを使いました。このPPPテープ(ポリプロピレン製の粘着テープ)は50m巻のものが百円均一でも売っていました。実際には通販で安いものを購入しましたが、結局壁画全体で50巻ほど使用しました。
 さて、このPPPテープですが、ガムテープに比べて強く、さらに重ね貼りができます。また布テープと比べると安いと言えます。そして何よりも透明であることが利点です。
 テープによる補強は裏面に施すのが普通でしょうが(管理人も昔は裏にしてました)、むしろ掲載写真のようにオモテ面、しかもそれを全面に施すと、壁画全体がしっかりした軽くて破れない一枚のタペストリーとして仕上がります。さらに、裏面も何本か補強すればより完璧でしょう。全体重量は紙とテープの分だけで済みます(これでも結構重いのですが)。
 表面に施す方法の効果は他にもあります。壁面が糊で貼られたままの素肌の状態ですと、展示中にヒラリヒラリと色紙片が剥がれて落ちてくるシーンが一日中見られましたが、完全にコーティングされているので、そのようなことが起こらなくなりました。
 あまり色々な補強をすると、重くなるので、更なる補強が必要になってしまうので、管理人は、このような方法で仕上げています。何かの参考にしてください。
 なお、(特にタテ方向の)テープは短く使用するのではなく長く貼る方がベターでしょう。テープは上から下まで通して貼った箇所が多い方が丈夫になります。



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