文化祭企画作品集6−詳細記事001


新潟日報新聞より
島人に 佐渡の思い出 感謝込め
大阪の北淀高校3年生

修学旅行で体験学習
卒業文集に俳句100選

 二十四日に卒業式を迎える大阪府立北淀高等学校(九百人)の三年生からこのほど、佐渡を詠んだ俳句百句が新潟日報社へ寄せられた。昨年五月に修学旅行で訪れた佐渡の風景、体験が忘れられず、その思い出を俳句に残した。これらの作品は、卒業文集に「佐渡名句一〇〇選」として掲載された。
 「さまざまな体験ができるところ」と佐渡を訪れたのは三年生二百八十人。五月二十三日から三泊四日で、そば打ちや釣りなど主に体験学習で過ごした。
 また生徒が旅行前に作って、佐渡に持ち込んだ発泡スチロール製の南北約一・五bの佐渡島の模型は五月ごろオープン予定の両津市姫崎灯台館に展示されることになっている。
 国語担当の先生が百句の中から特選として選んだ句は−。
 たらい舟 心は前に 舟ここに(まさき)
 空と海 青にとけこむ 二つ亀(よしろう)
 星のつゆ 黒の空より すべり落ち(かつひこ)
 春過ぎて 夏を現在(いま)待つ 佐渡の海(ひろゆき)
 朝早く 台所から 水の音(なおこ)
 忘れぬと 遠くの島に 誓いつつ(てるとも)