制作ノウハウ特集 (2010.7.15掲載)

爪楊枝点描画を作ってみよう

 ここで紹介するのは、ひとつの方法であって一般的なものではありません。また、ここで使用するツールは汎用ツールではありませんのでご了解ください。某高校のお手伝いをしたときに、提供した方法を紹介しているだけです。

坂本龍馬をサンプルに

 サンプルは坂本龍馬の爪楊枝点描画。180×300ピクセル。つまり180cm×300cmの作品に仕上がります。
 右の画像は8色に減色して作った完成予想です。

実際に用意する爪楊枝の本数は、
 白 13555本
 水 17375本
 朱  6147本
 茶  5453本
 紫  3100本
 赤  1768本
 青  2021本
 黒  4581本
になります。
(原画は高知県立坂本龍馬記念館HPより画像引用)

手順

    おてがる(サンプル)ツール←ダウンロード
@ まずは、おてがる(サンプル)ツールを実行します。
A ツール実行後は必ず[プリンタ設定]の後で[ページ設定]をしてください。
B [ファイル]−[プリンタの設定]で
   プリンタで印刷可能なできるだけ大きな用紙を指定する方が分割が少なくていいと思います。
C [ファイル]−[ページの設定]で
   [1行に印刷する横コマ数]を最大に
   [1行に印刷する縦コマ数]を最大に
D これで、パレット分析後、印刷が可能になります。使用用紙は普通の上質紙でいいと思います。

<以降、説明の画像がありませんが・・・>
E 発泡スチロールは2cm厚のものを用意します。
F 印刷された用紙はつなぎ合わせた上で、発泡スチロールのサイズに切断します。
G 発泡スチロールの表面に印刷した紙を貼ります。
   このときに注意すべきことがあります。
   発泡スチロールの板は接着剤(木工ボンドなど)によって「反り」をおこします。
   乾くまで斜めにたてかけたりすると発泡スチロールが反ってしまうので注意しましょう。
   また、「反り」を押さえるため表面と同じように裏面にも白の上質紙を貼っておく方がよいと思います。
H あとは字の指定どおりに(漢字が消えるように)爪楊枝を刺すだけです。
   マス目の線引きも不要です。また、印刷した漢字も爪楊枝によって消えてしまうので、
   美しい仕上がりになります。
I 爪楊枝の刺す長さは2cm。つまり発泡スチロールの厚みと定めると、高さが揃います。
  裏に貼った上質紙がちょっとした押さえになって、2次的な役割を果たしてくれます。

※ 上のおてがるツールは一般に頒布していませんので、ご了解ください。
※ もし、サンプルの文字がないツールを使用したい学校がありましたら、ご連絡ください。
  (原画、サイズなどの変更はできません)



 現在、爪楊枝点描画はEXCELで出力をされる方法が一般的なようです。EXCEL出力される場合もフォントサイズを小さく印刷して(上で紹介したような)美しい仕上がりになるようにされることをおすすめします。



これから制作する方へ