北海道室蘭市立成徳中学校学校祭作品

★91年目の青春〜成徳中学生3年生〜

 室蘭市にある成徳中学校の作品は全3年生がモデルのモザイク壁画です。全校164人の学校で、制作には33名の実行委員を中心に完成させた作品は横14m×縦7mの立派な大壁画です。
 当日は地元の新聞社(北海道新聞・室蘭民報)2社の取材も受けました。生徒はかけがえのない「感動」を味わうことができたということです。

壁画制作のポイント
・「のり」はデンプンのり。これ絶対!お湯で溶いてからの方が経済的。生徒にバケツ(2`)ごと渡したら、無駄使いしまくりだった。
・紙コップに入れて使用。書道用の筆が評判良かったです。
・色紙が驚くほど必要でした。色を出入りの教材屋さんに確認のうえ、購入しました。
・台紙はB4コピー用紙。「B4」1枚で2.5aの正方形が横10枚、縦14列、計140枚貼れます。色紙は36枚とれます。裁断機で5a×5aのものにして、生徒にはさみで切らせた方が速いです。1人あたりのノルマはB4、36枚。実行委員会33人でやりましたが、友達が手伝ったりして、でき上がりの頃、番号を合わせるときになって、「〜ちゃんに頼んだ○番がな〜い」と言ってシビレル場面が何度もありました。親・兄弟、友達と協働でも良いのですが、自分の分の管理は(1人36枚)はしっかりさせるべきです。
・2.5aの紙ピースはバラバラ床に落ちますので、こまめに掃除して拾って使わせました。捨てたらもったいないです。
・台紙に自分で色の名を書き込んでから貼ったほうが、断然速いですね!ただし、「み」だと「水色」か「緑」か後で困るし、お手伝いの人ならなおさら間違いやすいです。

 ( 番外編 )
・クラスに行けない(不登校気味の)子が、実に生き生きと活躍した。
・実行委員会は全学年各クラス代表でしたが、先輩後輩のいたわり助け合いを何度となく目の当たりにして、見ていたこっちが涙が出そうになりました。
・制作パーツを配布して正味、1週間で仕上げましたが、慣れるとB4を1枚(140ピース)15分で仕上げます。1人、5,040ピース貼ったことになります。総枚数201,600ピースの作品でした。
・最終完成が学校祭の1日目には間に合わず、1日目の終了後に36枚のつなぎ合わせ(1人分)、それから全体のつなぎ合わせを行いました。体育館のような所で一気にやった方がいいです。
・「つるし」作業は2日めの朝、竹ざお(3m)5本を布テープでつないで最上部にまきつけて3階からひっぱりあげました。展示中、風でかなりピンチのときもありましたが、PPPテープは予想以上に強力でした。少々の雨もOK。100円ショップでも売ってたそうです。20巻ぐらい使用。
・総費用22,000円ぐらいでした。
・今年はまず、「やってみる」ことに主眼をおきましたが、貼る場所をよく考えていなかったので、できあがってから作品をはかり直して場所決定という、結構ヒヤヒヤのことをしてしまいました。
・個人でやっているときは何がなんだか絵ガラはまずわかりませんが貼り合わせていくうちに一つ、またひとつと出現する「顔」に感動の叫び声が湧き起こりました。



作品データ

2000年9月28・29日発表
北海道室蘭市立成徳中学校3年
ピクセル点貼画
560×320(ピクセル)×8(色)
 → 室蘭市立成徳中学校のホームページへ