栃木県真岡市立中村中学校文化祭作品

★ラッセンより★

 栃木県の中学校で広がりつつあるモザイクアートですが、10月31日中村中学校祭でも素晴らしい作品が完成しました。学校祭のシンボルとして制作された壁画は校舎北側4階からつり下げられ披露されました。
 同校では平成6年度から学校祭のシンボルとして全校生徒で空き缶壁画・雑巾壁画・全校生徒の手形壁画・牛乳パックでの巨大タペストリー・巨大ちぎり絵を作成してきました。そして今年度は他校の作品をヒントに生徒たちの「絶対にやりたい」という意見がまとまり、今回の発表になりました。
 作成にたずさわった係の生徒たちはもちろん全生徒、全教職員が喜びと達成感でいっぱいの学校になったとお便りいただきました。
 また、地元の新聞社2社の取材も受け、11月3日の新聞に大きくカラーで掲載されたということです。

生徒の感想
 もっと簡単なものだと思っていたが、やってみるととても難しかった。みんなで切った一枚一枚の小さな紙を貼り合わせることはとても大変なことだった。でも、できあがった作品を見たとき、完成の喜びと達成感がわき上がってきた。みんなの 気持ちがひとつになったと初めて実感した一瞬だった。また、機会があったら是非やってみたい。 1年 光孝

 最初はあまり乗り気ではなかったが、製作していくうちに楽しくなってきた。単純作業だが完成を楽しみに無我夢中で作った。そして、シンボルを飾ったとき、周りから「すごーい!」などと歓声が上がり、これまでがんばってきてよかったと思った。先輩同様、僕も涙が出そうだった。来年もシンボル係になって今回に負けない作品を作りたい。 2年 理広

 シンボル製作で一番大変だったことは、指定の色を一枚一枚の紙に書いていく作業だった。近くで見るとよく分からなかった絵が、校舎に飾られ遠くから眺めたときの感動は言葉では言い表せないものだった。シンボル係の生徒中心に作ってきたが、私たちの力だけでできたとは思っていない。全校生徒、先生方の力を貼り合わせて私たちが飾り付けただけなのだから。最後の学校祭にシンボル製作を担当することができ、最高の気分だ。 3年 理恵



作品データ

1999年10月31日発表
栃木県真岡市立中村中学校
モザイク壁画
230×230(ピクセル)×10(色)