広島県立呉宮原高等学校文化祭「宮高祭」作品

★ありがとう宮原高校★

 例年2学年は修学旅行における企業体験についての発表を実施していましたが,今年度から修学旅行の時期がずれたため,9月における文化祭『宮高祭』において2学年としても何らかの発表を検討することになりました。当初,合唱コンクールという案も出ていましたが,この時期は部活動の新人戦などの大会なども重なり,放課後や朝を利用して練習をしていくことは難しいため,合唱コンクールについては見送ることになりました。また,各クラスで展示物を作成することも考えましたが,昨年度も同様のことをしており,2年生であるということも考えて,学年全体で取り組めることはないだろうかという話に至りました。そこで,いろいろと案は出たのですが,本校の校舎が改築のため,今年度の10月より旧体育館から取り壊しが行われることもあり,現2学年がこの校舎で3年間学ぶ最後の生徒となることも考え,校舎裏にある休山からとった上空写真をモザイク壁画にし,校舎に感謝の気持ちを送ったらどうだろうかということを考え,学年としてもそれでいこうという話でまとまりました。

 本校校舎は1963年に完成し,45年間で述べ18000人が巣立ってきました。この壁画を学年でやることを決めたときに「また苦難の日々が・・・」と思いましたが,せっかくやるのならみんなでやり遂げて他の人をあっと言わしたいという思いが生まれてきました。しかし今回は学年全体ということで連携をすることも難しいし,文化祭に対する思いに温度差もあっただろうなと思います。部活動の試合や当然勉強もしなければならない中でどのように工夫してやっていけるのだろうかと思っていました。

 9月に入ると実行委員を中心に実に計画的に動けていたと思います。改めて宮高生の凄さを目の当たりにし,掲げた瞬間には感動をしました。途中で壁画の一部がはげてしまいましたが,すぐに修復作業に取りかかり再び掲示できたときに改めてみなさんの成長を感じました。みんなで関わって作成できたということ,これは大きな意味を持っていると思います。その中でも特に実行委員長のKさんを始め,実行委員のみなさんはお疲れ様でした。私からもありがとうと言わせてください。読売新聞や中国新聞にも取り上げられ,本当に感謝しています。
壁画に残された言葉「交わした言葉 過ごした日々は いつまでもずっとここに・・・Forever」ということを胸に刻んで今後も頑張っていきたいと思います。


作品データ

2008年9月13日発表
広島県立呉宮原高等学校第2学年
モザイク壁画
602×400(ピクセル)×8(色)
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