栃木県立今市高等学校文化祭「今高祭」作品

★クマのプーさん★

 今市高校の図柄「クマのプーさん」は1年7組の生徒の希望で決まりました。模造紙10×10枚、横8m×縦11mの作品です。パソコンによるディザ処理を行わう「モザイク壁画」とは別の「ちぎり絵」に分類される作品です。この技法を用いたものとしてもかなりのスケールで、素晴らしい出来映えです。
 作成方法は、まず体育館に模造紙100枚を並べ下絵を描き、次に、その模造紙1枚1枚に折り紙を貼り付けていきました。この作業が大変で、クラスのほぼ全員が遅くまで作業が続きました。最後に体育館で100枚の模造紙をつなげたときは誰からともなく拍手が起こったということです。


生徒の感想
・壁画って聞いて、最初はあんまりぱっとしないと思った。作り始めて感じたのは、大変だとか疲れたとかではなくて、1−7のみんなとひとつの決めたコト目指して努力できたことだ。それがすごくうれしかった。他の人が見たらたしかにひとつの大きな絵なのかもしれないけれど、私たちにとっては、大きな思い出だし、強いきづなになったと思います。

・部活の大会が近かったので、練習が終わってからしか準備に参加できなくて、他の人に迷惑をかけてしまった。模造紙100枚という大変な数なのに初めのうちはなかなか進まなくて、正直「ヤバイ、終わらないかも。」と思った。じみな作業だったが、7組の一人一人が何とか時間を作って仕事をした。10日朝6時に集まって壁画を校舎の壁に取り付けたときはその大きさと立派さに改めて驚いた。よい思い出ができました。

・マジ、がんばりました。残り3日4日5日くらいは朝も早く集まってやったり、夜は先生に怒られながら電車、最終で帰ったり…。仕事はけっこうきつかったけど、みんながいたし、何よりやることが楽しかった。折り紙をちぎったり、ノリをべたべたつけたり…。またこれで7組がひとつになったような気がする。また、やりたーい、7組のみんなで。他のクラスの人にも「よかったよ」って言ってもらえてとってもうれしかった。


作品データ

2000年9月10日発表
栃木県立今市高等学校1年7組
モザイクちぎり絵壁画
8m×11m