岡山県倉敷市立南中学校文化祭作品

★モナ・リザ★

 岡山県の中学生がチャレンジしたモザイク壁画が「モナ・リザ」。3色にまで減色して永遠の微笑みをビッグアートで再現しました。
 3年2組は、今年の文化祭でいろ紙モザイクに挑戦し、審査の結果、展示の部最優秀賞をいただくことができました。
 体育館サイドのギャラリーに展示し、ステージ発表の幕間にスポットライトを当て、全校に紹介しました。
モナ・リザの肌と背景の一部は、不要になったプリントの裏を再利用したものです。髪の毛の部分など、濃いところは茶色の折り紙、かげの部分は肌色の折り紙を使用しました。(単一色の折り紙が100枚300円程度で手に入るので便利です。)15p角の普通の大きさの折り紙を縦横6等分し、一辺2.5pの正方形に切る。台紙は2.5pの方眼のついた模造紙を9枚張り合わせました。生徒の努力により、2.5pの紙片が11,340枚も貼りつけられています。
 幕間にクラスの生徒が紹介したときは、暗い体育館の中でスポットライトを浴び、モナリザの表情が一層美しく見えました。全校の拍手をもらい、クラスのものは皆、大満足でした。

材料 折り紙300枚程度、古プリント、模造紙9枚
    のり、ガムテープ2本、1.8mの角材2本(固定用)
費用 2,500円程度


生徒の感想
  • 分担のところはなるべくきれいに切って、すき間の空かないように頑張りました。前日、体育館に飾ったときは、「すごくいいな」と思いました。近くで見るのと遠くで見るのとでは全然違ったので驚きました。最優秀賞もとれてよかったです。
  • 体育館に飾ったモナリザを見たとき、クラスの一人一人が一生懸命やり、みんなの力が合わさってできたのだなと思いました。モナリザがこんなに美しく、ちゃんとモナリザ に見えたことが感動でした。
  • 小さないろ紙を切って、模造紙に貼ることは、とても面倒で細かな作業だったけど、完成したときの感動は大きなものでした。きれいに貼っているところや、少しすき間があるところもあり、味が出たものとなりました。
  • もっとも難しかったのは、上に棒をつけるところです。展示中にとれてはいけないと思いながら、まずボンドで貼り、ガムテープでさらに貼りました。当日、落ちることもなくモナリザが輝いていました。
  • 全部を組み合わせてモナリザの顔ができたときはすごくびっくりしました。一人ずつでやっているときは本当に絵になるのか、自分のやっているところは一体どの部分なのかわからなかったけれでも、できあがったときに自分の作ったものが絵の一部になっていることを実感できてうれしかったです。だれ一人の作ったところも欠けてもいけないので、クラスが一つにまとまった感じができてよかったです。
  • 折り紙を切って貼っているときは本当にきちんとできるのかなと思っていたけれども、思っていたよりもきれいにできあがっていた。ちっちゃい折り紙を一つ一つ貼っていったら、あんなに大きい一つの絵になるなんてすごいと思った。
  • はじめは何を作っているのかもわからずに、色紙を切って貼っていく地道な作業ばかりでおもしろくなかった。でも、全部貼り合わせてモナリザが浮かんだときは、とてもやってよかったと思った。


作品データ

1998年10月15日発表
岡山県倉敷市立南中学校3年2組
モザイク壁画
126×90(ピクセル)×3(色)