愛知県立新川高等学校文化祭作品

ソーラーバルーン「空飛ぶシャチ」★

 新川高校では親子2頭のシャチを製作しました。

 フリーのペーパークラフトを分割し1枚ずつに切ってそれを拡大。B紙にフリーハンドで写して型を取りました。しかし、これでは全長5mにしかならず、教室展示向きの大きさです。外で浮かすには小さいので、さらにB紙1枚分を4枚分に拡大して、親シャチを作りました。背中は園芸用の黒のポリエステルを、腹と模様は半透明のゴミ袋を使用しました。ポリエステルの接着はセロハンテープを使用しましたので、浮くかどうか半信半疑でした。さらに中に入っての作業が面白かったので、お客さんにも入ってもらおうと空気注入口は人が入れるぐらいのままにしました。
 大きいほうを親シャチ、小さいほうを子シャチと名づけ2匹並べて中庭に展示しました。天気に恵まれ、親はすぐに頭をもたげ、浮き始めました。ただ、注入口を閉じていないので、1mぐらいあがったら、空気がもれ、下がってきました。好奇心で中に入っていただいたお客さんもいたのですが、あまりの熱さにこれは不評でした。全然上昇しない子シャチにはヘリウムを入れた風船を中に入れたのですが変化はなく、逆に熱で風船が中で破裂する羽目になりました。ヘリウムは失敗です。やむなく親のそばで、寄り添うように転がしておきました。
 「シャチは空を飛ぶで賞」なんて物をいただきました。


作品データ

2005年9月13日発表
愛知県立新川高等学校2年5組
ソーラーバルーン