神奈川県横浜隼人中学校文化祭作品

★マラソン −ATHENS2004−★

 横浜隼人中学校ではアテネオリンピックの男子マラソンの競技中に起こったハプニングを点描画で発表しました。文化祭では好評を得て優秀賞を受賞しました。


 制作期間は2日半でしたが、絵柄を決めるまでが大変でした。6月のLHRに全員一致で爪楊枝点描画に挑戦することが決まりましたが、なかなか絵柄が決まりません。生徒にアンケート形式で何度か提案してもらいましたが、「これ」という案は出ませんでした。
 夏休み明けにもう一度アンケートをとったところ、アテネ男子マラソンの妨害行為が印象に残ったという意見が出され、みんなもそれに賛成しました。二度と繰り返させないという教訓と、文化祭テーマの「自分色」の両極端がこの両者から感じられたからです。
 作業は、準備の前日の生徒休日から開始しました。午前中に格子書きと爪楊枝色つけ、設計図作成を分担して行いました。午後から爪楊枝刺しを開始しましたが、爪楊枝が刺さっている範囲が広がれば広がるほど生徒の集中力も高まり、文化祭前日の午 前中には作品が完成しました(実働約16時間)。一心不乱に爪楊枝に取り組む生徒の集中力には驚かされました。
 失敗は発泡スチロールのサイズを確認しなかったために、90×90のものを購入したはずなのに、89×91のものが混ざっておりデコボコになってしまったことです。教室展示だったのですが、来客者にも好評で好意的なコメントを多く残してくれました。


作品データ

2004年10月2・3日発表
神奈川県横浜隼人中学校2年1組
爪楊枝点描画
180×270(ピクセル)×8(色)