兵庫県神戸市立神戸工業高等学校文化祭作品

★3年間ありがとう★

 今年度で閉校になるという神戸市立神戸工業高校。機械科のクラスが壁画を製作しました。
 写真は、今秋急逝した副担任の先生と一緒に撮った写真で唯一全員が写っているものです。その先生への追悼の意味もあり、丁寧に作業。着色、仕上がりは大変満足のいくものになりました。
 地元紙、神戸新聞に掲載され、その思いはさらに多くの人に伝えることができました。
 本校は、今年度で閉校になります。このクラスは、担任、生徒ともに同じメンバーで巨大壁画製作に3年連続で取り組みました。過去2年間の感動を知っている生徒たちが最後の年に掛ける思いは強く、要領もよくできました。
 2年前は要領がわからずに作業が遅れてしまい、連日徹夜に近い状態で何とか間に合わせたことを懐かしく思い出しています。しかし、その仕上がりにはみんなで心から感動することができました。去年は、カラーにし、スケールも大きくしたので、さらに大きな感動を味わうことができました。しかし、文化祭当日強風に煽(アオ)られ2時間ほどで降ろすことになってしまいました。そこで今年は、「最後なので去年の作品とともに掲示しよう。そして、大きさも仕上がりもこれまでで一番良いものにしよう!」「去年まで力を貸してくれた天国の先生に、そしてお世話になったすべての方々に『3年間ありがとう!』のメッセージを伝えよう」を合い言葉に製作に励みました。強風にも耐えられるように工夫し、当日早朝に降った雨にも負けなかった作品に愛着さえ感じました。
 みんな最高の文化祭を満喫しました。私たちのメッセージは届いたように感じました。
 新設校、科学技術高校にこの巨大壁画づくりを伝統として受け継いでもらいたいと願っています。



作品データ

2005年11月3日発表
兵庫県神戸市立神戸工業高等学校機械科3年A組
モザイク点画
740×431(ピクセル)×5(色)