岐阜県立土岐商業高等学校文化祭「南陵祭」作品

★オードリーヘップバーン★

 土岐商業高校では爪楊枝95200本を突き刺して制作した点描画のモデルは20世紀を代表する女優「オードリーヘップバーン」です。
 作品は白と黒の2色で作られていますが、とても素晴らしい出来映えです。

<作品紹介>
 平成12年度県立土岐商業高等学校『南陵祭』展示部門最優秀作品。1年F組(男子16名・女子24名)出展。『オードリーにまた会える』というキャッチコピーを掲げ、ただ単に作品を作っただけでなく、オードリー=ヘップバーンの生涯についても調査し、紹介した。
 オードリーの写真を、コンピューターで白黒2色に解析。クラスを6グループに分け、縦350cm×横272cmの発泡スチロール板に、塗り分けた爪楊枝95200本を1本ずつ突き刺した。構想が決まったのは夏休み期間中(8/18)で、二学期が始まると、毎日放課後は遅くまで残って爪楊枝の着色作業を行い、発泡スチロール板にすべての爪楊枝を突き刺すまでに、約1ヶ月間を費やした。
<当日の様子>
・クラスのみんなで壁画を運び、展示をしました。すると、見てくれた人から「すごーい」「きれいだね」などと、たくさんの声を聞くことができました。
・先生方からも「上手に出来たね」「夜遅くまでやったかいがあったね」など、うれしい言葉をいただきました。
・展示してから、1Fの中にも何人かは、その場からすぐには離れることができず、すばらしい作品に見とれていました。
・見た人一人一人が、1Fにとってうれしい言葉を言ってくれて、その時あらためて自分たちはよくやったな≠チて思うことができました。
・見てくれた人の中に、作品に感動してくれ、すぐには立ち去らず、しばらくの間壁画をながめてくれた人もいました。
<全体を振り返って>
 2学期に入ってから、毎日とても細かい作業をしてきました。部活動で忙しく、夜遅くから作業をした人もいました。とても長い作業をしている間、あまりにも細かすぎて作業から逃げようとした人も何人かいたけれど、そんな時、周りの人の声や、クラスの人のがんばっている姿を見て、これは、クラスのみんなでやりとげる≠ニいう強い意志をもつことができ、完成するまでがんばることができました。だからこそ、完成した時の喜びはとても大きなものでした。「展示部門最優秀賞」をいただいた時にも、クラスのみんなのとびきりの笑顔を見ることができました。  一年に一度しかない文化祭を通して、たくさんの笑顔を見ることができ、みんなで1つのことをやりとげる大切さ、すばらしさ、うれしさを学ぶことができました。高校に入って初めての文化祭で、1Fには大きな思い出ができました。その思い出を、1Fの中にある宝物のひとつとして残すことができたように思います。
(文 :1年F組 有利菜)



作品データ

2000年9月27・28日発表
岐阜県立土岐商業高等学校1年F組
爪楊枝点描画
272×350(ピクセル)×2(色)