鹿児島県立鹿児島中央高等学校文化祭作品

★ソーラーバルーン「クジラ」★

 鹿児島中央高校にクジラが泳ぎました。
 作品制作には不安もありましたが、とりあえずは成功することができ、満足な結果となりました。

 材料は、長さ50m幅135cm厚さ0.02mmの黒と透明の園芸用ビニールシートを1枚ずつ、文房具店で売ってあるセロハンシート及びセロハンテープとビニール紐を使いました。
 作り方は、
@黒のビニールシートを16mずつ切り取り、溶接して16m×4mの形にします。溶接の際はビニールシートを重ね、その上にセロハンテープを貼り(セロハンは溶接の際の当て布の様な役割をしますが、ここではビニールシートの固定の役割もします)、その上からはんだ溶接機を使って溶接します(セロハンテープを剥がすときにビニールシートを破いてしまうかも知れないので、一度肌に貼るなどして接着力を弱めると良いでしょう)。
A溶接した後はセロハンテープをすぐに剥がし(時間が経ってから剥がそうとするとビニールシートが破れやすくなります)、8m×4mの状態に折りたたみ、クジラの形の輪郭を描きます。
B描いたクジラの形に添って、はんだ溶接機を使って頭の部分を除いて溶接します(この溶接のときは固定をする意味はあまり無いのでセロハンシートを使いました)。溶接した後はクジラの形に切り取ります。
C透明なビニールシートを使ってクジラの歯を作り、頭の部分に溶接します。また、余った黒いビニールを使って横ビレ(一枚のピラピラしたものでしたが・・・)を付け口の部分と尻尾の部分にそれぞれ二つ、計四箇所にビニール紐を付ければ完成です。
 クジラを揚げた当日は、よく晴れた日でしたが、風が強く、クジラが右へ左へとよく暴れました。
 その上、クジラを揚げた中庭は木が多く、揚げる度に木に引っ掛かりクジラに穴が開き、それを補修するためのテープでクジラもしばしば重くなりました。
注意することには
・床が綺麗な場所で作業をすること。汚れた場所ですると、床にある小さなごみでビニールに穴が開くことがありました。
・クジラを繋ぎ止めるビニール紐は強く付けること。クジラの浮力は意外にも強く、ビニール紐が千切れることがありました。
・クジラはよく晴れた日で、風が弱く周りが平坦な場所で揚げる事。
があります。


作品データ

2008年10月11日発表
鹿児島県立鹿児島中央高等学校●年●組
ソーラーバルーン
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