岐阜県清翔高等学校文化祭「清翔祭」作品

★となりのトトロ★

 清翔高校の1年生が爪楊枝点描画「昼のトトロ」とBL蛍光点描画「夜のトトロ」を同時に制作、完成させました。

 <1商5文化祭実行委員のノートより>
◇ 7月21日「僕たちの学校は、清翔高等学校から岐阜聖徳学園高等学校へ変わる。だから“となりのトトロ”が夢を抱いて現在から未来へ向かって飛び立つ様を表現しよう。」この思いを受けて爪楊枝点描画とブラックライト蛍光点描画の2作品への挑戦が始まった。気の遠くなるような作業だった。先生もクラスメイトも皆、本当に出来るのか不安だった。
◇ しかし、10月5日に「トトロが見えた」「すごい!爪楊枝で・・・」歓声が上がった。作業を始めてから1カ月が経っていた。有難いことに、その日を契機に次の作品へ取り組むクラスメイトの目の色が変わっていった。
◇ 案の定、蛍光点描画は、思いのほか早く完成した。22日午後7時、外は真っ暗であった。40ワットのブラックライト2本で作品が照らされた時、部屋にいた全員から感嘆の声が漏れた。「スゲッー!」「畑まで綺麗に見える。」「トトロのイルミネーション最高!」「素敵!」一斉に携帯電話のカメラのフラッシュがたかれていた。そして、見る位置によって作品の顔が異なって見えることにも興味を覚えた。素晴らしいものが出来た事をみんなで喜びながら、噛みしめるように作品を見つめていた。闇にトトロが傘を持って空を飛んでいる姿をみながら皆の心に感動の時が流れていたのだ。
◇ 97,200本の爪楊枝たちが、僕たちの青春の1ページに忘れ得ぬ想い出をそっと書き添えてくれた瞬間だった。

◇ 「約10万本の爪楊枝に色を塗りそれらを発泡スチロールに刺すという作業を経てやっと完成したときの達成感と心のトキメキを今でも忘れない。最初に完成した爪楊枝点描画は、見る角度によって様々な表情を見せてくれた。とても綺麗だと思った。2作品目のブラックライトで輝く蛍光点描画は1作品目とは比較にならない程キレイで素敵なものだった。ブラックライトをつけた瞬間に浮かび上がる絵は、最高の感動を僕にプレゼントしてくれた。一方で、この取り組みを通してクラスが一つになった気がした。」


作品データ

2009年10月29・30日発表
岐阜県清翔高等学校1年商業科5組
爪楊枝点描画
270×180(ピクセル)×8(色)
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